ノキア赤字でさらに迷走?

世界の携帯電話端末で圧倒的シェアを誇る巨人・ノキアが、四半期で初の赤字計上です。

携帯電話機最大手のノキア(フィンランド)は15日、2009年7~9月期の最終損益が5億5900万ユーロ(約740億円)の赤字(前年同期は10億8700万ユーロの黒字)になったと発表した。四半期ベースの最終赤字は現行会計制度に移行した1996年以来初。
主力の携帯電話端末の販売が伸び悩んだほか、通信機器のノキア・シーメンス・ネットワークス部門で計上した9億ユーロののれん代の償却が響いた。全体の売上高は前年同期比20%減の98億1000万ユーロだった。
[日経net]

赤字決算を受けて、ニューヨークのノキアADR株は10%超の暴落で始まっています。但し今回の赤字は、上記のようにあくまで会計上であり、さほど心配する必要はありません。中国やインドなど、新興国で圧倒的なシェアを持っているので、今後も売上げは伸びるものと思われます。逆張り派の人達にとっては、絶好の仕込み時かも知れませんね。

しかし、ひとつ心配なのが、パソコン市場への新規参入です。現在のパソコン市場はUMPC(小型の低価格PC)が主流派を形成しており、メーカー側の利幅は極めて小さくなっています。そのうえ、PC市場はかつてないほどの激戦が続いています。数年前にはパソコン販売台数世界一の座にあったDELLが、HPに抜かれたばかりか、直近の販売統計では台湾のACERにも抜かれて第三位にまで落ち込んでいます。

ノキアが小型PCを販売しても、どの程度のシェアが取れるかは未知数ですし、むしろ不採算部門に首を突っ込んで泥沼化する危険性もはらんでいます。ノキアへの投資を考えている人には、非常に悩み所ですね・・・。

金曜日, 10月 16th, 2009 at 02:58
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