ガスプロム減益も底打ちか?

欧米企業とは少し決算発表スケジュールがずれますが、ロシアのガスプロムが2009年1~9月の決算を公表しています。

ロシアの独占天然ガス企業ガスプロムが1日発表した2009年1~9月期決算は、純利益が前年同期比36%減の4790億ルーブル(約1兆4300億円)だった。経済危機でロシア国内や欧州向け天然ガス販売が落ち込んだほか、中央アジアからのガス買い取り価格の上昇が響いた。
売上高はガス販売の落ち込みが響き、7%減の2兆4100億ルーブル。ガス販売量は17%減の約3400億立方メートルにとどまった。営業経費は中央アジア産天然ガスの取得費用が膨らみ、16%増えた。M&A(合併・買収)や設備投資の拡大で銀行借り入れが拡大し、利払い負担も収益を圧迫した。
ただ、世界経済の回復により、足元ではガス需要も持ち直している。ガス販売価格の上昇などが寄与し、7~9月期の純利益は前期を上回った。[日経net]

前年比では大幅な落ち込みですが、そもそも前年(2008年)はガスや原油が記録的なバブル相場を形成した年であり、ガスプロムはその恩恵から過去最高益を記録していました。今回はその反動であり、前年と比べること自体があまり意味のない行為でしょう。

ガスや原油の価格も底を打って反転し始めましたし、今冬はヨーロッパで記録的な寒波もあったのでガス需要は増えているはずです。それに何といってもガスプロムは、ヨーロッパ各国へのガスパイプラインを独占しており、圧倒的な価格決定力を持っています(それが元でウクライナと揉めたりしてますが・・・)。エネルギー相場のバブルに頼らなくとも、ガスプロムの経営は当面は安泰と思われます。

火曜日, 2月 9th, 2010 at 19:00
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